研究課題/領域番号 |
18K04594
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 |
研究代表者 |
林原 仁志 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (20511588)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 腐食疲労 / き裂進展 / 船体構造 / 応力腐食 / 応力拡大係数 / 亀裂進展 / すき間腐食 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、低ΔK領域、特に進展速度の下限界値PGRを実験的に決定することにある。腐食疲労き裂の進展速度が応力拡大係数(K値)範囲ΔKに依存する大速度領域と比較して、低ΔK領域における一定速度に近いき裂進展挙動は、実験上の制約から、定量的な面では正確に評価されてこなかった。一方で、実船の荷重履歴を考えると、後者の低K値範囲領域における下限界進展速度の値が、船体構造の腐食疲労寿命を解析する上で重要となる。低K値範囲領域における下限界進展速度を明らかにすることで、船体構造における腐食衰耗との競合現象をより正確に解析できるようになり、より実際に即した長期寿命予測が実現できる。 今年度は、表面き裂の成長評価において、き裂底部の応力状態を評価するために、き裂深さに加え、腐食環境中におけるき裂形状変化の評価が必要であることが明らかとなったことから、既存文献等に提案されている近接端子法を用いる電位差法と、直流電位差法及び交流電位差法を組み合わせた腐食疲労き裂計測への適用性を検証し、計測システムの設計及び試作を行った。 促進環境中において高ΔK側での貫通き裂の進展速度評価を実施し、既存文献に見られるデータより進展速度が小さいことが確認された。低ΔK側及び海水中の試験を今後実施する計画をした。 無負荷状態でのき裂模擬スリット寸法の進展挙動を浸漬実験により評価したが、実験方法に改善すべき点が見いだされ、試験片を再調整し、海水中及び促進環境中における試験を昨年度に引き続き実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
社会情勢の影響を受け長期間の試験を安定して実施することが困難であったことによる。
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今後の研究の推進方策 |
事業期間の再延長により試験実施期間を再度、確保した。
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