研究課題/領域番号 |
18K04595
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
牧田 寛子 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (40553219)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | セメント系材料 / コンクリート / 海洋環境 / 微生物機能 / 劣化 / 治癒 / 深海底 |
研究成果の概要 |
本研究は、微生物機能が海洋環境中でのコンクリート材への耐久性向上に有効であるかについて、その場の微生物活動を活発にするために有機物を添加した試験体を用いて、室内および実際の海洋環境下での暴露・浸漬実験により明らかにすることを目的とした。研究期間内に、試験体を低温海水水槽および実際の海洋環境に設置し、それら試験体の物理化学的変化を明らかにするとともに、それぞれの試験体に繁茂した微生物叢を確認した。その結果、試験体(によって形成された環境)に好んで生育する微生物種を特定し、試験体への有機物添加の効果と微生物機能の有効性を示唆する知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、海洋環境の有効利用のために海底へのインフラ構築が検討されている。しかしながら、コンクリートなどのインフラ材料の海底(特に200m以深の深海環境)での挙動は、未だ未解明な点が多く、コンクリート材を海底で使用した際の生物学的影響については貝類や魚類などの大型生物などを対象とした僅かな情報しか得られていなかった。本研究は、海底でのコンクリート材の物理化学的挙動や生物学的な影響といった海底でのインフラ構築のために重要な基盤的かつ初となる知見を提供するものであり、その学術的および社会的意義は高いと言える。
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