研究課題/領域番号 |
18K04597
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
研究代表者 |
森 和義 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 教授 (70259894)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 海洋科学 / 海洋工学 / 海洋探査 / 音響レンズ / 海中周囲雑音 / 物体映像化 / 非球面レンズ / 凸レンズ |
研究成果の概要 |
海中物体映像化において周囲雑音を音源として積極的に活用する周囲雑音イメージングをより広い海域において適用するには,水中航走体艇首に音響レンズを実装することが望ましい.本研究では,固体を薄い外殻とし,内部に液体を用いた固体-液体複合凸型レンズを提案した. まず,候補レンズ材料の音速計測結果を基に屈折率を求め,無収差化を施した非球面凸レンズ形状を決定した後,集束音場解析を行ってレンズ性能を予測した.さらに水槽による縮尺実験を行ったところ,集束点と集束利得は解析結果と概ね一致した.本研究の成果は,周囲雑音イメージングを広い海域に適用する礎となると考えられる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
周囲雑音イメージングは,計測側から音波を放射する必要がなく,対象物体自身が音波を放射していない無音状態でも探知が可能である.この特徴は隠密裏に対象物体を探知するのに適している.本研究を発展させることで周囲雑音イメージングの水中航走体への搭載を実現し,広大な海域における水中セキュリティや音に敏感な海洋生物調査などの応用面での可能性を広げることが期待される.
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