研究課題/領域番号 |
18K04600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
梶山 朋子 広島市立大学, 情報科学研究科, 准教授 (20454085)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 感情推定 / 購買行動 / 商品推薦 / 視線情報 / 色彩心理 / 商品パッケージ / 商品レビュー / 潜在顧客 / ブランドイメージ / 味覚印象 / 情報推薦 |
研究成果の概要 |
色彩は人の感情を推定できるという色彩心理学の原理を活用し,購買活動中の潜在顧客の服装色や視線情報から感情の推移を考慮し,その潜在顧客の感情に合った商品推薦提示手法の提案を目指した.本研究の対象商品は飲料として抽象化パッケージを作成し,Webカメラを活用することで視線追跡を行える商品提示システムを構築した.このシステムを活用し,購買活動調査を実施することで,感情と色彩の関係性を表現した色彩データベース,感情と購入商品の関係性を表現した購買ルールデータベースを構築した.これらのデータベースを活用した推薦機能をシステムに追加することで,推薦商品を購入する潜在顧客の数が増えることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の消費者行動分析による商品推薦では,売上データ,顧客特性,サイバー空間上の顧客の発言や閲覧商品などの解析により行われており,購買・投稿・閲覧情報が,現在も関心のある情報であるという仮定が前提であった.本研究では,潜在顧客の過去の興味ではなく,購買活動時における感情を考慮し,色彩と視線情報を活用することで商品推薦を行った.自身の感情をすり合わせやすくなる商品パッケージを生成する手法,色彩から感情を推定する方法,視線から人の関心を推定する手法,推定した感情から商品を推薦する手法の検討により,繊細に揺れ動く人の感情による商品ジャンルを超えた推薦が可能となった.
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