研究課題/領域番号 |
18K04603
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
吉田 昌幸 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (90533513)
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研究分担者 |
小林 重人 札幌市立大学, デザイン学部, 准教授 (20610059)
宮崎 義久 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (60633831)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 地域通貨 / デジタル化 / ゲーミング・シミュレーション / 質問紙調査 / 持続可能性 / デジタル通貨 / メディアとしての貨幣 / 電子通貨 / メディアとしての通貨 / 補完通貨 / 仮想通貨 / 暗号通貨 / メディア的特性 |
研究成果の概要 |
本研究では、(1)デジタル地域通貨の発行組織はアナログに比べて経済環境の充実を重視し、効率的で公正な取引をもたらすという自己評価を有していること、(2)利用者はデジタル地域通貨を効率的・利便的なものと見なし経済活性化をもたらすものであると評価していること、そしてアナログ地域通貨を利便性に劣るがコミュニティ活性化をもたらすものとして評価していることが明らかとなった。これらの成果を通じて、デジタル地域通貨の持続的流通メカニズムを「使用感」という点に着目して解明していくという新たな課題を見いだすことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、地域通貨のデジタル化が進み、発行組織の属性や利用者の行動が変容しつつあるなかで、地域通貨それ自体がどのように変容していくのかについて、地域通貨の持つメディアとしての側面から考える上で重要な視点を提供している。それゆえ、地域通貨発行組織が重視する理念についての質問紙調査や地域通貨の利用者の行動を考察するためのゲーミング・シミュレーションの分析などの研究成果を出しており、地域通貨がデジタル化していく中で発行組織や利用者がどのような変容を遂げていくのかについて示している。
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