研究課題/領域番号 |
18K04607
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 俊二 京都大学, 工学研究科, 准教授 (90324657)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | ブロック積み替え問題 / ブロック整列問題 / 組み合せ最適化 / 厳密解法 / クレーン動作モデル / 最適化 / コンテナ / 組合せ最適化 |
研究成果の概要 |
本研究では,積み上げられたブロック(荷物,コンテナなど)を効率よく取り出す,あるいは整列することを目的とした,ブロック積み替え問題・ブロック整列問題(コンテナプリマーシャリング問題)を対象とした.現実的な状況を想定した2種類のクレーン動作モデルのもとで総処理時間を最小化する問題を考え,数理最適化問題としての定式化や,厳密解法の構成を行った.そして,計算機実験により,ブロックをなるべく持ち上げずに移動させることで,総処理時間を大幅に短縮できることを示した.また,総積み替え回数最小化を目的としたブロック積み替え問題に対する厳密解法の改善も行った.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ブロック積み替え問題・整列問題において,異なるクレーン動作モデルのもとで総処理時間を最小化する問題を対象とし,厳密解法を与えた.これにより,クレーン動作モデルの違いが総処理時間に与える影響を陽に評価することが可能となった.あわせて,積え替え回数最小化を目的としたブロック積み替え問題に対する厳密解法の改善を行った.以上の結果は,積み替え・整列問題に対する解法の理論研究に発展に寄与すると考えられる.また,クレーン動作モデルと総処理時間の関係を示したことは,新たなクレーンの開発・普及や,港湾などにおけるクレーンオペレーションの効率化につながると考えられる.
|