研究課題/領域番号 |
18K04612
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
村井 浄信 岡山大学, 社会文化科学学域, 教授 (00294447)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 長期記憶 / クラスター展開 / ハースト指数 / 株式市場 / 自己励起 |
研究成果の概要 |
株式市場における高頻度データの分析が進むにつれて、従来の日次データでは把握できなかった多くの現象が明らかになっている。本研究では、特に取引符号に見られる長期記憶の発生原因に焦点を当て、統計力学のアプローチを用いて理論的な研究を行った。これに加えて、市場で観測される間欠性やマルチフラクタル性といった複雑な現象がどのようにして生じるのかを探るために、異なる取引頻度を持つ市場参加者の相互作用に注目した。そして、取引頻度の低い市場参加者グループから取引頻度の高い市場参加者グループへの投資行動のカスケード構造を仮定することにより、これらの複雑な現象を理論的に再現することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
累積取引符号を表す離散型確率過程のスケール極限の連続時間確率過程がブラウン運動と異なるハースト指数を持つ複数の非整数ブラウン運動の重ね合わせになることを示したが,これらのハースト指数は1/2以上,すなわち得られた確率過程の増分は長期記憶を持つことが示された。さらに、異なる取引頻度をもつ市場参加者間のカスケード構造を導入することで、市場で観測される間欠性やマルチフラクタル性を再現する理論モデルを構築した。
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