研究課題/領域番号 |
18K04614
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
|
研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
森澤 和子 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 教授 (60220050)
|
研究分担者 |
平林 直樹 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 准教授 (80199091)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | スケジューリング / 機械故障 / 遅延リスク / ロバスト性 / 多目的最適化 |
研究成果の概要 |
ものづくりの現場では、生産の実施段階で発生する機械故障などの不確実事象への対処が大きな課題となっている。本研究課題では、生産期間内のスケジュールの変更は行わないことを前提に、機械故障の影響を受けにくいロバスト(頑健)なスケジュールを計画段階で策定するためのスケジューリング法の開発に取り組んだ。各ジョブの作業余裕に着目してスケジュールのロバスト性評価指標をフローショップを対象に提案し、これがジョブショップにも適用可能なものであることを確認した。提案指標を目的関数の一つとして用いた多目的スケジューリングによりロバスト性が高いスケジュールを選定できることを数値実験により示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
製造業はリードタイム短縮・短納期化を目指して非常にタイトなスケジュールの下でものづくりを行っている。このため、生産期間中に機械故障に代表される不確実事象が発生し、事前に綿密に計画されたスケジュールに即した生産が実施できない事態に陥ると、一転して大幅な加工遅延を起こしてしまう場合が多い。本研究課題は、生産性が高く、かつ不確実事象による加工遅延を引き起こしにくい頑健なスケジュールのもとで生産を行うことを推奨するロバストスケジューリングにおいて課題となっていた、スケジュールの頑健性をより正確に評価するための指標を提案したものである。
|