研究課題/領域番号 |
18K04615
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
井上 寛康 兵庫県立大学, 情報科学研究科, 教授 (60418499)
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研究分担者 |
藤原 義久 兵庫県立大学, シミュレーション学研究科, 教授 (50358892)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | サプライチェーン / シミュレーション / ネットワーク / 並列計算 / 災害 / パンデミック / 波及 / エージェントベースモデル / 途絶 / 東日本大震災 / 南海トラフ地震 / 経済 / 並列計算機 |
研究成果の概要 |
本研究では,日本及び世界の大規模なサプライチェーンデータを元に企業の生産活動をモデル化し,京・富岳コンピュータを用いたシミュレーションにより,災害・パンデミック等によるショックの波及の評価を行った.具体的には、1)2011年の東日本大震災の直接的および間接的な経済効果を推定した。その後、南海トラフ地震の影響を予測した。2)COVID-19の感染拡大を防ぐため都市封鎖を日本で行った場合、また実際に日本で行われた緊急事態宣言の影響、さらに緊急事態宣言をどのような地域間のタイミングで行うのがよいかの推計を行った。3)シミュレータに、政府統計を統合し、精細化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が扱うようなサプライチェーン上の連鎖的な現象は、従来の学術的分野である経済学・経営学ではほとんど扱えていない。これらの分野では大規模なデータに基づいたシミュレーションという手法がその分野において採用されていないことによる。災害やパンデミックにおいて、経済全体に施策の予測を与えるという本研究課題の成果は非常に大きい。本研究課題の成果は、学術的には経済学で最大のポータルサイトVOXEUで取り上げられた。また2021年度文部科学省よりナイスステップな研究者(賞)を授与された。またいくつものメディアでも取り上げられ、2023年3月にはNHKのNHKスペシャルにてその内容が放送されている。
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