研究課題/領域番号 |
18K04620
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 神奈川大学 (2019-2020) 早稲田大学 (2018) |
研究代表者 |
翁 嘉華 神奈川大学, 工学部, 准教授 (40367040)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 個別受注設計生産 / 生産座席 / Engineer-to-order / 製品仕様項目 / 受注予定枠 / 注文引当 / 個別受注生産 / 受注予約枠 / 受注座席 / 部品活用 / タブーサーチ― / 製品機能項目・性能区分 / 多機能部品 / 単機能部品 / 共通部品 / 生産座席方式 |
研究成果の概要 |
本研究は,「生産座席」の概念を,超多品種個別受注設計生産に導入し,部品過不足による失注及び莫大な在庫問題の解決を目指す.具体的に,製品単位で「座席」を用意する従来方式の代わりに,製品の機能・性能を表す「機能項目・性能区分」項目で生産座席(=受注予約枠)を設定することを提案し,超多品種でも座席方式を適用可能にした.また,市場動向や座席毎の受注確率等の情報を活用した部品所要量見積方式を提案し,部品消費実績を基に見積る方式に比べ,部品の過不足を低減できることを確認した.その上,手配済部品の効率的な利用を考慮した「座席」設定方法を提案し,失注及び部品在庫を低減できることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
見込み生産や少品種の受注生産にしか生産座席方式が適用できていない現状に対して,製品「機能項目・性能区分」単位で座席を定義することを提案し,超多品種でも座席方式を適用できるようにした点では,学術的に意義がある.また,部品消費実績の代わりに引き合い情報を活用した部品手配量見積法を提案し,その上,手配済み部品の活用を考慮した予約座席の設定方法を提案し,座席方式を用いない受注方式に比べ,失注と在庫両方を低減できることを数値実験で確認した.当方式の利用によって,対象企業が抱えている部品過不足による失注及び膨大な部品在庫問題を解決可能なこと示せたことで,産学両方にとって意義があると考えられる.
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