研究課題/領域番号 |
18K04623
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
芳賀 博英 同志社大学, 理工学部, 教授 (30268114)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | マルチエージェント / 大規模シミュレーション / データ駆動システム / 社会シミュレーション / GPGPU / マルチエージェントシミュレーション / 数理政治学 / シミュレーション / 数理モデル / 並列処理 / 選挙制度モデル / 数値解析 / 歩行者モデル / マルチエージェントモデリング / 偏微分方程式 / 数値計算 / GPU |
研究成果の概要 |
本研究ではGraphics Processing Unit(GPU)を用いて,大規模マルチエージェントシミュレーション用のライブラリを開発した. このライブラリを用いて,これまで行われなかった実社会の課題に対して,シミュレーションを行った.具体的には選挙制度のシミュレーションを行い,現在の日本選挙制度が,さまざまな意味で比較的平等であることを確認することができた.またこれを大規模なゲーミング環境に適用し,プログラミング教育用のシステムを実装し,実際の高校生に試用してもらい評価を行った.本課題を契機として,東南アジアの大学との共同研究も開始できた. 以上のことから本課題は十分成果を上げたと考える.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した大規模マルチエージェントシミュレーション用ライブラリは,これまで実現が困難であった大規模シミュレーションを,比較的簡単な工数で実装することを実現した.これにより,さまざまな領域での,より実社会に近い規模のシミュレーションが可能になった.本研究の成果として上げた選挙制度のシミュレーションは,これまで定性的にはある程度行われていたが,マルチエージェント技術を使うことによって定量的な評価ができた.これは従来には無いものであり,社会的・学術的な意義は高い.また本テーマによって,国際共同研究をスタートさせることができ,国際学術ネットワークの構築にも貢献した.
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