研究課題/領域番号 |
18K04638
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
石橋 基範 日本大学, 生産工学部, 教授 (50739034)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 覚醒水準 / 自動運転 / パーソナリティ / 反応時間 / 脳波 / Complacency / 事象関連電位 / 向性 / ドライビング・シミュレータ |
研究成果の概要 |
準自動運転を対象にドライバのLocus of Control(行動制御の意識の所在)と視覚認知の関係解明を目的とした。まず、脳波との関係では、内的統制群は眠気に伴い視覚認知処理の時間が増えて投入する注意資源量は減少するが、反応時間遅れは現れなかった。外的統制群は眠気と認知処理時間の増加に伴い注意資源量をより投入するが、反応時間遅れが現れた。次に、視認行動との関係では、内的統制群は眠気に伴い視認までの時間が増えたが、Complacencyの自覚で反応時間遅れは生じにくいことを示した。外的統制群は眠気やComplacency状態自覚の前から、受身な態度により反応時間に遅れが生じたことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自動運転が完全自動化されるまでの準自動運転の間、運転者の役割は「車両制御者」から「車両状態や周囲の監視者」に変わる。監視作業では覚醒水準の低下が生じやすく、準自動運転でも危惧され、また覚醒水準の低下には状況差・個人差がある。本研究では、準自動運転の安全性の向上のために、精神的負荷や性格の影響が覚醒水準や信号検知能力の低下の時間的特徴にどのように現れるか一端を明らかにした。
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