研究課題/領域番号 |
18K04644
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
|
研究機関 | 大阪電気通信大学 (2021) 宇部工業高等専門学校 (2018-2020) |
研究代表者 |
濱田 俊之 大阪電気通信大学, 工学部, 准教授 (20733695)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 太陽光発電 / 感電事故 / ラピッドシャットダウン / 火災 / 災害 / 故障 / バイパスダイオード / 感電防止システム / 電磁リレー / 無電圧 / 遮光 / 太陽光発電システム / 太陽電池アレイ / 風害 / 感電 / 無電圧化 / 太陽光発電設備 / 損壊 |
研究成果の概要 |
太陽光発電システム(PVS)の故障や被災時における感電事故低減技術開発として、遮光による手法及びPVSの出力電圧を低減させる安全回路の開発を行った。 遮光技術については、一般的に入手可能かつ難燃性の水性塗料を用いて遮光特性を明らかにした。その結果、ウエット膜厚50μm以上の塗布により透過光強度は5%未満となり、十分な遮光性能を得られることが確認された。 また、電磁リレーによる太陽電池間の接続を解列する安全回路を提案し、提案回路の試作・動作特性を確認した。本提案回路は外部信号や風害などでパネルが飛散した場合にも動作するシステムであり、太陽光発電の安全性の更なる向上に寄与できるであろう。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
太陽光発電システム(PVS)の火災時の感電事故の対策はこれまで検討されてきているが、火災以外の故障や事故における感電事故リスクを取り除く研究は十分になされていない。本研究では遮光と安全回路という2つの側面からPVSを安全に運用するための技術開発を行っており、遮光技術では身近な塗料などを用いることでも安全確保が可能であることを証明した。安全回路の開発ではリレーを用い、風災害や破損事故にも対応できるフェールセーフシステムの開発に成功した。近年はPVSの安全問題がメディアでも取り上げられる中でPVSの新しい安全対策技術を実用化に向けて取り組んだ本研究成果は、PVSの主力電源化に貢献できたと考える。
|