研究課題/領域番号 |
18K04653
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
潮見 幸江 群馬大学, 大学院理工学府, 助教 (60584266)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 重力勾配 / 干渉計 / 自由落下 / 地下探査 / マッピング / 移動観測 / 火山 / 山体斜面 / 複数台同時観測 / 道路陥没 / 地下構造 / 重力勾配観測 / マイケルソン干渉計 / 投げ上げ法 |
研究成果の概要 |
地震や火山、土砂災害、道路陥没などの災害を予測するには、地下構造を詳細に観測する必要がある。しかし従来の観測手法は、地質や地形、地面振動や電磁ノイズの影響を受けるため、市街地や火山地域、沿岸域等での高精度観測が困難であった。これらの問題点を解決する手法のひとつとして、我々は干渉計型重力勾配計の実地観測を検討した。干渉計型重力勾配計では二つの物体の自由落下加速度の差を直接干渉計で測定するため、測定値が重力以外の影響を受けないことから、実地での高精度観測が期待されている。本研究では実地観測の実現に向け、移動台車の開発、運搬体搭載試験、光学系の小型化開発、実地での作業効率の向上に取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の手法は前述の通り地形や地質、地面振動や電磁ノイズなどの影響を受けるため、実地での高精度観測が困難であった。干渉計型重力勾配計は、重力以外の影響を受けないことから、地形や地質、地面振動や電磁ノイズの影響を受けることなく、干渉計本来の精度を活かした測定が可能である。また時間分解能も高く、1秒間に5回以上の測定を行うことができる。そのため、実地での移動観測が可能になれば、これまでになく高精度で地下の物質分布に起因する重力勾配を測定できる。また複数台で同時連続観測を行うことで、地下の物質分布の変動を面的に捉えることができる。これらの観測データにより災害予測精度を向上できる可能性がある。
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