研究課題/領域番号 |
18K04654
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
稲津 大祐 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (30462170)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 自動船舶識別装置(AIS) / 航行船舶 / 津波 / 流れ / 即時予測 / AIS / 巨大津波 / リアルタイム予測 |
研究成果の概要 |
本研究は、不特定多数の船舶に基づくAISデータが、現状の枠組みにおいてそのまま沖合の津波センサーとして使い得ることを示した。その際、船体の運動方程式を検討することで、津波流れに対する船体の応答様式を評価し、逆に津波流れも精密に評価することができた。得られた津波流れデータは、その津波を発生させた地震の波源の評価、および、津波即時予測に利用可能な品質を有することも示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
沖合での津波計測は、沿岸に到達する前の情報を含むため、津波の予測の観点で重要性が高い。沖合の津波モニタリングの方法として、GPSブイや海底圧力観測に基づく観測網が、日米を中心に展開されてきている。本研究は、不特定多数の船舶に基づくAISデータが、現状の枠組みにおいてそのまま沖合の津波センサーとして使い得ることを示した。学術的な意義として、運動方程式に基づく検討により、津波流れに対する船体の応答様式を評価でき、逆に津波流れも精密に評価することができた。社会的な意義として、現状のAISがそのまま使えることで、津波予測システムの構築に利用するための追加コストがほとんど必要ない点は特筆すべきである。
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