研究課題/領域番号 |
18K04666
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
程島 奈緒 東海大学, 情報通信学部, 准教授 (40453609)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 音声 / 音声生成 / 音声知覚 / 明瞭度 / 残響 / 公共空間 / 高齢者 / 非母語話者 / 音声明瞭度 / 災害 / 発話 |
研究成果の概要 |
駅や空港など残響過多な公共空間で、災害時に明瞭な避難用音声の作成が最終目的である。人の発話は周囲の音環境や発話者の意図により変化する現象を応用し、公共空間の残響をモニタしながら発話した音声(提案法1)・緊迫感を意図して発話した音声(提案法2)を録音し、公共空間を模擬した残響を付加して聴取実験及び音響分析を行った。両提案法の方が、従来の音声よりも若年者と高齢者ともに明瞭となる話者・聴取条件を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
駅・空港・大型商業施設などの屋内では、残響過多で災害時の緊急放送が不明瞭となる。残響は若年者よりも高齢者や非母語話者の音声明瞭度を低下させるため、我が国の超高齢化社会と在留・訪日外国人の増加に及ぼす影響は大きい。本研究結果を受けて、公共空間の音声案内を提案法で録音・合成した音声を用いる、もしくは緊急放送・誘導のための音声ガイドラインの作成により、災害時により多くの人に適切な情報伝達が可能になることが考えられる。
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