研究課題/領域番号 |
18K04669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
藤本 将光 立命館大学, 理工学部, 准教授 (60511508)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 大規模地震 / 地盤強度 / 斜面崩壊 / 降雨浸透特性 / 豪雨 |
研究成果の概要 |
大地震後に豪雨が発生した場合、山地斜面では新規の斜面崩壊の発生数の増加や既存の崩壊地の拡大が起きることが報告されている。この現象を解明するためには、地震によって発生する亀裂による内部構造の変化や強度低下とそれらに伴う降雨浸透特性の変化の把握が必要である。本課題では,室内斜面実験において加振,降雨を与えることで地震後の降雨による斜面崩壊現象を再現した。また、クラックの内部状態の影響評価のため、人工クラックを作成した場合の実験も行った。その結果,加振後の土壌の浸透性が変化し、地下水位の変動に差が生じること、また、土壌の強度低下が認められる場所が確認され、斜面の不安定化の要因となることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大地震後に豪雨が発生した場合、豪雨による土砂災害に比べて被害が大きくなることが報告されている。この現象を解明するためには、地震後の亀裂による内部構造の変化や強度低下とそれらに伴う降雨浸透特性の変化の把握が必要である。本課題では,室内斜面実験によって検証した結果,地震後には土壌の浸透性が変化し、地下水位の変動に差が生じること、また、土壌の強度が低下する場所が確認され、斜面の不安定化する原因が明らかになった。
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