研究課題/領域番号 |
18K04686
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26010:金属材料物性関連
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研究機関 | 公益財団法人高輝度光科学研究センター |
研究代表者 |
辻 成希 公益財団法人高輝度光科学研究センター, 回折・散乱推進室, 研究員 (90573113)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 磁性 / 磁気コンプトン散乱 / ネオジム磁石 / 保磁力 / 磁気ヒステリシス / スピン・軌道分離 / 放射光 / スピン軌道分離磁化測定 |
研究成果の概要 |
ネオジム磁石の、スピンと軌道モーメントの定量解析およびその保磁力を測定することが本研究での目的である。また、スピン・軌道モーメントおよびその保磁力の温度依存性(高温)を測定することも本研究での目的としている。そこで、磁気コンプトン散乱を用いてスピン磁気モーメントの保磁力の測定を行い、さらにその深さ依存性を測定することにより、表面付近において、加工の際の表面劣化により、保磁力が低下することを観測した。また、磁石の中心部分では、反磁界の影響で保磁力が若干低下することも明らかにした。また、スピン磁化の温度依存性の測定を行い、全磁化測定とは異なる温度依存性を示すことを観測した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高性能磁石は、ハイブリット自動車や電気自動車などのモータとして使用されるため、さらに高性能な磁石を開発することが求めらえれている。その開発には、磁石の磁気状態を詳細に観測することが必要不可欠であり、本研究では、磁石の詳細な磁気状態観測を行う方法を開発し、ネオジム磁石の磁気状態観測を行った。本研究での成果が、高性能磁石の開発に寄与することが期待される。
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