研究課題/領域番号 |
18K04688
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26020:無機材料および物性関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
中澤 日出樹 弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (90344613)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | カーボン材料 / プラズマ化学気相成長法 / 電子・電気材料 / コーティング材料 |
研究成果の概要 |
ダイヤモンドライクカーボン(DLC)は、高硬度、高耐摩耗性、低摩擦係数などの特徴を有していることから、ハードコーティング材料などとして応用が進められている。また、DLCを用いた太陽電池など半導体材料としての応用が注目されている。本研究では、シリコン(Si)および窒素(N)を添加したDLCを作製し、諸特性と構造・化学結合状態との相関関係を調べた。その結果、SiおよびN添加は、DLCの機械的特性・トライボロジー特性を向上させること、ならびにDLCに新しい機能を発現させるのに有効であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SiとNを添加したDLCはC原子とN原子の結合形態が3種類存在し、C、Si、N間の結合が多様であることから、化学結合状態を制御することでDLCの特性を幅広く変化させることができる。原子間結合制御によって、SiとNを添加したDLCの特性を向上させ、更には新たな機能を付与することで、高温環境下などの過酷な条件で用いられるコーティング材料や高機能電子材料などとして新たな応用展開が可能になると考えられる。
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