研究課題/領域番号 |
18K04694
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26020:無機材料および物性関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
川路 均 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (10214644)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 構造相転移 / 巨大粒度効果 / 強誘電体 / 強弾性ドメイン構造 / トリジマイト型構造 / 強誘電体結晶 / 強弾性ドメイン / 相転移 / ドメイン構造 |
研究成果の概要 |
固体における構造相転移は結晶を構成する原子の配列の微妙な変化によって起こるものの、いくつかの強誘電体結晶においては通常では考えられないほどの1mmというマクロなサイズを境に相転移が出現/消失する「巨大粒度効果」が観測され、その機構を明らかにすることを目的としてCsZnPO4、CsCoPO4、RbZnPO4、RbCoPO4などの化学的に高純度でかつ欠陥などの物理的純度の高い単結晶試料を合成し、その熱物性について調べた。その結果、より高温での強弾性相転移に伴う強弾性ドメイン構造の発生が巨大粒度効果に大きな影響を与えていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
潜熱を伴う一次相転移において、核生成や核成長が重要な役割を示すことはすでに知られていたが、固相間相転移において結晶ドメイン壁が核生成サイトとなることはあまり知られていなかった。結晶ドメイン壁は結晶内部とは異なる対称性を持ち、その対称性の違いにより相転移の引き金になることを発見したことは大きな学術的意義を持っている。
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