研究課題/領域番号 |
18K04696
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26020:無機材料および物性関連
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
中村 淳 長岡技術科学大学, 工学部, 客員教授 (90725649)
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研究分担者 |
小松 啓志 長岡技術科学大学, 工学研究科, 助教 (70721231)
斉藤 秀俊 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (80250984)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | セラミックス / 酸化物 / 納豆型構造 / EDTA / 触媒 / ナノカプセル / マイクロカプセル / ウイスカー / 中空ビーズ / 納豆 / スピンコート / カプセル型触媒 / 酸化エルビウム / 酸化チタン / 酸化ニッケル / ナノ粒子 / キレート |
研究成果の概要 |
納豆型構造触媒(Natto Structure-Supported Catalyst, NSSC)は、直径が0.01 μmから10 μm、皮殻厚さは直径の1/10程度のカプセル型触媒を担持する納豆型構造体で、カプセル内部は中空で周囲の気体の通過が確保されている。例えば空気中の酸素を活性化するセラミックスがマイクロ・ナノカプセルであれば高効率の触媒性能を発揮できる。NSSCであれば、納豆の豆部にマイクロ・ナノカプセル触媒、糸部にセラミックウイスカー触媒を配置して、機械強度や化学的安定性を担保しながら、触媒性能をフルに発揮できると発想した。本研究では、NSSCの創製に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイクロ・ナノカプセルの納豆型ミクロ構造化は、個々のカプセルがつながりあっていない、分散を目指していたカプセル研究とは思考が全く異なり、凝集系の研究となる。一方、空隙を狙うセラミックスコーティングは、コーティングの比表面積は十分に上がらないので、これも納豆型構造と思考的に異なる。 納豆型ミクロ構造化するときのマイクロ・ナノカプセル同士の接合方法に、本研究のさらなる創造性を見ることができる。つまり、個々のマイクロ・ナノカプセルが分散しながらもそれぞれがつながりあっている。つまり、カプセルの性能を100%保持しつつ、液体や気体中に分散しないことにおおきな意義をみい出すことができる。
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