研究課題/領域番号 |
18K04699
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26020:無機材料および物性関連
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
高井 千加 (山下) 岐阜大学, 工学部, 助教 (30599056)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | シリカ / 中空粒子 / 水 / シェル / テンプレート / ナノ粒子 / 微構造設計 / 中空 / 蓄熱 / ナノ空間 |
研究成果の概要 |
テンプレート選定,シェル微構造設計を検討した。水溶性ポリアクリル酸は塩基存在下,アルコール中に凝集体を形成する。これをテンプレートとしシリカコーティングすると,ポリアクリル酸水溶液を内包したシリカ中空粒子ができる。塩基の種類を変えるとポリアクリル酸凝集体の大きさが変わる。小角X線散乱を用い,水酸化ナトリウム存在下では低密度,アンモニア存在下では高密度凝集体ができることが確認できた。シリカシェルは,シリカ源濃度,反応系のpH,反応温度,時間,熱処理工程を組み合わせ,比表面積の顕著な増大,結晶化が確認できた。内包した水を外部へ放出させないためには,このような物理的,化学的工夫が必要となる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水を内包した粒子を作ることで,高次目標として発汗量が多くても冷えない蓄熱ウェアの開発を目指す。粒子構造設計に加え,繊維の微構造および繊維上に固定化する粒子の分散状態を制御することで,ナノ空間における水分子運動の制限、粒子外壁(シェル)と水との相互作用が吸収波長を広範囲化し蓄熱効率を上げる。
|