研究課題/領域番号 |
18K04706
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26020:無機材料および物性関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
西堀 麻衣子 九州大学, 総合理工学研究院, 准教授 (20462848)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ポリマーブラシ修飾 / セラミックス / ナノ粒子 / コンポジット / 機能性セラミックス / X線吸収分光 / 固定化サイト / Ba-Ti酸化物 / ポリマーブラシ / 表面修飾 / サイト選択性 / グラフト密度 / 薄膜 / 集積構造 |
研究成果の概要 |
基材表面に高分子鎖を密に固定化するポリマーブラシ修飾は、有機溶媒や他の高分子との親和性向上に繋がることから、材料の複合化技術として有用である。本研究では、Ba-Ti系複合金属酸化物表面へのポリメタクリル酸メチル(PMMA)ブラシ修飾を試みるとともに、PVDFとの複合膜化およびブラシ形態を制御する因子について検討した。その結果、粒子表面へのPMMA修飾はPVDFとの複合膜化に有効であり、ブラシ形態が複合膜中での粒子分散性に寄与することがわかった。さらに、ブラシ形態の制御に基材表面と重合開始剤との界面相互作用が関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見は、セラミックスとポリマーといった異種界面の親和性や接着性の向上につながるものである。得られた知見を基に、目的に合わせて粒子表面でのブラシ構造を設計することで、粒子充填率が高い緻密かつ機能性セラミックスと機能性ポリマー複合材料の創成につながる。
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