研究課題/領域番号 |
18K04733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26030:複合材料および界面関連
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
大石 克嘉 中央大学, 理工学部, 教授 (20276695)
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研究分担者 |
小林 亮太 東京都市大学, 理工学部, 准教授 (30548136)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | CO2吸収材 / 自己発熱型CO2吸収コンポジット / リチウムシリケイト / シリコン材料 / 太陽光発電装置 / CO2吸収量の向上 / 共晶点効果 / アルカリ炭酸塩 / 表面状態 / 表面構造 / CO2吸収 / コンポジット / 自己発熱型 / CO2分離 / CO2回収 / CO2吸収コンポジット / ケイ素焼結体 / ケイ素セラミックス / 自己発熱型CO2吸収材 / Siウェファー / Si焼結体 / 伝導正Siセラミックス / ケイ素板 / 電気抵抗率 / ドクターブレードシート / 極薄板 |
研究成果の概要 |
本研究プロジェクトにより,1)安価なSi粉末に適量のホウ素を添加して焼結させる事によりSiセラミックス板の製造に成功した。2)得られたSiセラミックス板をベースにした自己発熱型CO2吸収コンポジットの試作に成功した。3)炭酸カリウムを添加する事により,Li4SiO4のCO2吸収能を向上させる事に成功した。さらに最終的には,本CO2吸収コンポジットのSiベースの部分には太陽光圧電装置使用され廃材となるSi材料の使用が最も望ましい事が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究プロジェクトは,当初,近年重大な環境問題に直結した多量のCO2の吸収に対応するための研究の1つとしてはじまったものであるが,研究・調査を進めていくに従い,その排出量に対応出来ない事が明らかとなっていった。その後,他の応用分野として,炭化水素の水蒸気改質反応による水素製造工程中のCO2吸収工程に使用するという方針に変わっていった。本研究で取り扱うCO2吸収コンポジット(シート)は,Siから成るベース部分とその上に積層されているSiO2層及びLi4SiO4層から成り立っているが,そのSiベース部分に太陽光発電装置に使用されているSi材料の廃材を使用する事が最も有用という結論の1が得られた。
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