研究課題/領域番号 |
18K04783
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26050:材料加工および組織制御関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
宮本 博之 同志社大学, 理工学部, 教授 (10298698)
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研究分担者 |
湯浅 元仁 同志社大学, 理工学部, 准教授 (70635309)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 強ひずみ加工 / 超微細結晶材料 / ナノ結晶材料 / 強度 / 加工性 / 二次加工性 / 強ひずみ加工法 / 超微細結晶 / ナノ結晶 / 延性 / 圧縮試験 / ECAP法 / 超微細結晶粒 |
研究成果の概要 |
構造用金属材料の強化手法である結晶粒微細化の一つの方法として、強ひずみ加工法が注目されているが、結晶粒径が 1μm 以下の超微細粒になると延性が著しく低下する。しかし、くびれ後の局部変形能は高く本研究ではUFG材料が本質的に持つであろう展性に注目した。ECAP法により超微細結晶銅を作製し、冷間圧延を模擬した円筒工具試験を用いて破断までの圧縮率を測定することにより、展性を評価した.超微細結晶銅は粗粒材よりも破断までの高い圧縮率を示し、展性が遜色ないことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
構造用金属材料の高強度化は構造物の軽量化の手段であり、省資源省エネルギーに寄与できる。高強度化の強化手法の一つである結晶粒微細化はその他の方法と比較して、希少金属が多い合金元素が不要であるため、今後は重要な方法となる。一方、通常は高強度化により延性が低下する。本研究では圧縮応力下での展性は通常粒径材と比較しても遜色ないことが明らかになった。このことは加工条件をうまく選択すれば、超微細結晶材料の二次加工性を引き出すことができることを示唆している。
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