研究課題/領域番号 |
18K04808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27010:移動現象および単位操作関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
比江嶋 祐介 金沢大学, フロンティア工学系, 准教授 (10415789)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 発光ナノカーボン / ソルボサーマル合成 / ナノカーボン / 水熱合成 / in situ spectroscopy / hydrothermal synthesis / nanocarbon / solvothermal synthesis / フォトルミネッセンス / その場分光測定 |
研究成果の概要 |
本研究では、エタノールを溶媒としたソルボサーマル合成によって、赤色発光を示す発光ナノカーボン合成に成功した。合成した発光ナノカーボンの分析から、o-フェニレンジアミンとカテコールが縮重合して、緑色発光を示す高分子状の前駆体を形成した後、赤色発光を示す直径5-10nm程度のナノ粒子を形成することがわかった。さらに反応が進行すると、赤色発光が徐々に失われるが、その際には、窒素原子周りで環化が進行してピリジン様の複素多環構造が形成される可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、エタノールを溶媒としたソルボサーマル合成によって、赤色発光を示す発光ナノカーボンの合成に成功した。従来の発光ナノカーボン合成法では、長波長の発光を実現することが困難であったが、本手法では、反応温度および反応時間を最適化することで実現された。本研究成果により、青・緑・赤の三原色を発光ナノカーボンで実現することが可能となり、ディスプレイ等のカラー表示への応用が期待される。また、本手法は流通式反応器への展開が容易であり、反応温度や滞留時間による反応制御や大量合成も容易であると考えられる。
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