研究課題/領域番号 |
18K04813
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27010:移動現象および単位操作関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
後藤 邦彰 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (20215487)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 重力流動 / 流動性評価 / 隅角充填性 / 粉体圧縮成形 / 圧縮圧伝播 / 金型形状 / 粉体形成 / 圧縮充填 / 粉体特性 / 充填性 / 圧縮流動 |
研究成果の概要 |
粉体の圧縮成形操作は,製剤や粉末冶金など種々の製造工程で用いられており,多くの検討がなされている。このような粉体操作は,メゾスコピックなスケールでの粉体挙動がマクロな挙動を支配すると言われているが,そのメソスコピックなスケールでの粉体特性,すなわち,局所の粉体特性は定義されておらず,評価した例もない。本研究では、圧縮成形操作に限定はしているが,その操作指標となる局所粉体特性の評価法と,特性指標を提案した。また,圧縮成形での圧力伝播について,局所的な伝播圧力を実測し,金型内での圧力伝播が粒子弾性変形域内では非等方であり,圧縮方向と側壁方向の圧力伝播比が粒子特性依存することを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微小固体の集合体である粉体の操作においては,1個粒子をミクロスケール,粒子集合体である粉体をマクロスケールとした時の中間となる,メゾスコピックなスケールでの挙動が粉体操作中のマクロな挙動を支配すると言われてきた。しかし,そのメソスコピックなスケールでの粉体特性,すなわち,局所の粉体特性は定義されておらず,評価した例もない。本研究は,金型への重力充填というシンプルな操作であるが,メソスコピックなスケールでの粉体挙動を基に,操作の指標となる特性を定義した点に学術的意義がある。
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