研究課題/領域番号 |
18K04820
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27020:反応工学およびプロセスシステム工学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岩村 振一郎 北海道大学, 工学研究院, 助教 (10706873)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 反応プロセス / ナノ材料 / エネルギーデバイス / 炭素材料 / 化学気相析出法 / 多孔質材料 / ナノ粒子担持 / 光触媒 / 化学気相成長法 / 製造プロセス / 多孔質炭素 / ナノ複合材料 / 電極材料 / 担持触媒 |
研究成果の概要 |
本研究では、金属または金属酸化物のナノ粒子を多孔質担体内部に均一に担持させる気相プロセスの制御技術の確立を目指した。多孔質担体内部での原料ガスの拡散状態を計算することで、従来より小さな細孔へのTiO2ナノ粒子の均一な担持や反応効率の向上に成功した。さらに、本プロセスは高いスケールアップ性を有することやSnO2など多様な金属酸化物ナノ粒子の担持に使用できる可能性を実証することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属や金属酸化物を多孔質担体に担持させた材料は触媒や電極材料に広く用いることができる。しかし、多孔質な担体内部に均一に担持させるためには高コストなプロセスや高価な原料が必要になることが多い。本研究で開発する気相担持プロセスは簡便な装置で実施可能であり、多様な材料を製造可能であることに加え、工業化に向けた大型化も可能であることが明らかとなった。このため、これまで製造面から実用化が困難であった新規機能性材料の実用化に本技術が活用できることが期待される。
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