研究課題/領域番号 |
18K04830
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27020:反応工学およびプロセスシステム工学関連
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研究機関 | 奈良工業高等専門学校 |
研究代表者 |
直江 一光 奈良工業高等専門学校, 物質化学工学科, 教授 (00259912)
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研究分担者 |
今井 正直 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (80193655)
澤井 淳 神奈川工科大学, 応用バイオ科学部, 教授 (80288216)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リキッドマーブル / バクテリアナノファイバー / マイクロリアクター / バイオフィルム |
研究成果の概要 |
本研究では、気相中で固体粒子によって安定化された液滴(リキッドマーブル)を安全な微粒子で調製し、その中で微生物を培養することにより、新規のバクテリアファイバー生産システムの構築を目指した。安全なステアリン酸塩リキッドマーブル集合体を微生物培養場として利用することにより、安全で、大量かつ、高速でバクテリアファイバーの生産が可能であることを示した。また、生産されたファイバーが、従来のものと比べ、ミクロ構造が異なり、保水性が高いことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微生物培養によるバクテリアナノセルロースの生産は、植物由来のセルロースとは異なり、高温高圧処理や危険な化学薬品処理を必要としないため、安全に高純度のナノセルロースを得ることができる。本研究成果は、安全なリキッドマーブル集合体を微生物培養場として利用することにより、安全で、大量かつ、高速でバクテリアナノセルロースの生産が可能となることを示しており、本技術の実用化が進めば、低環境負荷グリーンナノ材料の一層の普及につながる。
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