研究課題/領域番号 |
18K04837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27030:触媒プロセスおよび資源化学プロセス関連
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
飯田 肇 工学院大学, 先進工学部, 准教授 (60327723)
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研究分担者 |
奥村 和 工学院大学, 先進工学部, 教授 (30294341)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | フルオロペロブスカイト / メカノケミカル / 固体塩基触媒 / 強磁性 |
研究成果の概要 |
これまで触媒としての報告がないフルオロペロブスカイトの一つであるKMgF3をメカノケミカルにより調製した.遊星型ボールミルを用いて,高回転速度で調製したKMgF3は,クネフェナーゲル縮合において,いくつかの固体塩基触媒よりもすぐれた活性を示し,再利用も可能であった.さらに,調製過程においてFeを添加すると,強磁性を付与することができ,磁石による反応溶液からの分離が容易な固体塩基触媒が調製できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フルオロペロブスカイトの一つであるKMgF3を新たな固体塩基触媒材料として提案できた点は,学術的に意義があるだけでなく,塩基触媒反応プロセスの環境負荷の低減に貢献することが期待できる.一方で,触媒調製法として適用したメカノケミカル法が,KMgF3の触媒活性を増強するだけでなく,Feの添加により新たな性質として強磁性の付与をもたらすことを見いだしたことは,メカノケミカルの新たな可能性の創出につながったと考えることができる.
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