研究課題/領域番号 |
18K04841
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27030:触媒プロセスおよび資源化学プロセス関連
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研究機関 | 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
黒木 秀記 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所, 高効率燃料電池開発グループ, サブリーダー (70716597)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 燃料電池 / カーボンフリー / 触媒層 / カソード / マイクロポーラス層 / 水移動 / 物質移動抵抗 / 高電流密度 / 固体高分子形燃料電池 / カーボンフリー触媒層 / 高電流密度運転 / 物質移動 / 水管理 |
研究成果の概要 |
本研究は、高活性・高耐久なカーボンフリーナノ粒子連結触媒を用いて、固体高分子形燃料電池(PEFC)の高出力化に必要な電極構造の設計指針獲得を目的とした。本研究では、カーボンフリー触媒層から水を効率よく移動させるために、マイクロポーラス層の構造制御を行い、高電流密度領域での発電性能に与える影響を明らかにした。さらに、ラテックス粒子をテンプレートに用いる新たな手法によるカーボンフリー触媒層の構造制御を実証した。この様に、本研究は、系統的な電極構造の制御に成功し、PEFCの高出力化のための有用な知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、カーボンフリー触媒層を用いた電極の系統的な構造制御に取り組み、固体高分子形燃料電池の高出力化のための有用な知見を獲得した。本研究のアプローチは、固体アルカリ燃料電池、水電解などの他のエネルギーデバイスの電極構造の設計・開発に対しても有効であると考えられ、研究の更なる展開が見込める。この様に、本研究で得られた成果は、昨今のエネルギー問題に貢献でき、カーボンニュートラル社会の実現の一助になると期待される。
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