研究課題/領域番号 |
18K04846
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
平川 秀彦 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (90451799)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | シトクロムP450 / 電子伝達システム / スクリーニング / 自己集合 |
研究成果の概要 |
シトクロムP450が触媒活性に必要な電子伝達タンパク質およびその還元酵素を特定するための技術を開発した。ヘテロ三量体タンパク質のサブユニットを連結ユニットとして利用した選択的な近接化により、細胞抽出液を用いた、電子伝達タンパク質を還元可能な還元酵素の特定を実現した。さらに、シトクロムP450、電子伝達タンパク質、還元酵素の選択的な近接化により、遊離状態では起こらないようなシトクロムP450と還元酵素の電子伝達タンパク質に対する相互作用の競合現象を利用することで、シトクロムP450のパートナーとなる電子伝達タンパク質と還元酵素を特定できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医農薬品及びその代謝物などの合成用触媒としての利用が期待されているシトクロムP450は、触媒活性に2つの補助タンパク質(電子伝達タンパク質、還元酵素)を必要とする。ゲノム解析により、シトクロムP450は生物界に広く存在していることが明らかになっているものの、パートナーとなる補助タンパク質の特定が容易ではないため、その利用は進んでいない。本研究では、選択的な近接化により、シトクロムP450の触媒反応を評価せずにパートナーとなる補助タンパク質を特定する方法論を確立しており、今後のシトクロムP450の利用および研究を大きく発展させるものと期待される。
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