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生体内の抗体の親和性成熟機構を再現する細胞培養システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K04852
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

曲 正樹  岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 助教 (50359882)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード抗体の親和性成熟 / 胚中心 / 濾胞樹状細胞 / B細胞 / 単球系細胞 / 体細胞高頻度突然変異 / 胚中心B細胞
研究成果の概要

抗体の親和性成熟は,抗体の抗原への結合能力を向上させる機構であり,B細胞抗体遺伝子への変異導入(SHM)による抗体の多様化と抗親和性抗体産生細胞のクローン選択により達成される.本課題において,抗体の親和性成熟を制御する可能性を持つ単球系細胞のB細胞に与える作用機構を解析した.FDMCは,活性化B細胞の抗体遺伝子に体細胞突然変異を誘導するとともにアポトーシスを誘導した.このFDMCにより誘導されたアポトーシスは,アポトーシス因子Bimをノックアウトすることにより部分的に抑制された.さらに,FDMCにより産生される可溶性因子がB細胞の活性化に重要であることを明らかにした.

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗体の親和性成熟機構は,免疫能力を高めるために重要な免疫反応であることが知られている.そのため,抗体の親和性成熟機構の解明は効果的な免疫能力を誘導できるワクチンの開発や免疫賦活剤の開発につながると考えられる.また,その高い効果から近年注目されている抗体医薬の開発に貢献できる.

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (8件)

  • [雑誌論文] Interleukin 34 (IL-34) cell-surface localization regulated by the molecular chaperone 78-kDa glucose-regulated protein facilitates the differentiation of monocytic cells2018

    • 著者名/発表者名
      Ogawa Sayaka、Matsuoka Yukiko、Takada Miho、Matsui Kazue、Yamane Fumihiro、Kubota Eri、Yasuhara Shiori、Hieda Kentaro、Kanayama Naoki、Hatano Naoya、Tokumitsu Hiroshi、Magari Masaki
    • 雑誌名

      Journal of Biological Chemistry

      巻: 294 号: 7 ページ: 2386-2396

    • DOI

      10.1074/jbc.ra118.006226

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 濾胞樹状細胞の発現するSLAM-family memberによる胚中心反応の制御2020

    • 著者名/発表者名
      西岡 美玖,西岡 美穂,小川 紗也香,金山 直樹,波多野 直哉,徳光 浩,曲 正樹
    • 学会等名
      第43回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 濾胞樹状細胞依存的分化するB細胞活性化能力を有した単球系細胞の分化機構の解析2020

    • 著者名/発表者名
      曲 正樹,小川紗也香,岡本千怜,西岡美玖,金山直樹,波多野直哉,徳光 浩
    • 学会等名
      第43回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 濾胞樹状細胞の発現するIL-34がB細胞活性化能力を有する単球系細胞の分化に関与する2019

    • 著者名/発表者名
      曲 正樹、小川紗也香、松岡由希子、高田美帆、金山直樹、波多野直哉、徳光 浩
    • 学会等名
      第42回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 濾胞樹状細胞の活性化に伴い高発現する分子の探索とその機能解析2019

    • 著者名/発表者名
      西岡美玖、西岡美穂、小川紗也香、波多野直哉、金山直樹、徳光 浩、曲 正樹
    • 学会等名
      第42回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 濾胞樹状細胞による抗体の親和性成熟の制御機構の解明2018

    • 著者名/発表者名
      曲 正樹,小川紗也香,松岡由希子,高田美帆,金山直樹,徳光 浩
    • 学会等名
      第56回日本生物物理学会年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 濾胞樹状細胞が発現するIL-34の免疫学的作用についての解析2018

    • 著者名/発表者名
      松岡由希子,小川紗也香,安原詩織,金山直樹,徳光 浩,曲 正樹
    • 学会等名
      第41回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] GRP78により発現制御される濾胞樹状細胞表面のIL-34が単球系細胞の分化に関与する2018

    • 著者名/発表者名
      小川紗也香,松岡由希子,高田美帆,松井一恵,山根文寛,安原詩織,金山直樹,波多野直哉,徳光 浩,曲 正樹
    • 学会等名
      第41回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 濾胞樹状細胞により誘導される単球系細胞によるB細胞活性化メカニズムの解明2018

    • 著者名/発表者名
      高田美帆,鳥家雄二,稗田健太郎,金山直樹,徳光 浩,曲 正樹
    • 学会等名
      第41回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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