研究課題/領域番号 |
18K04855
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
若林 里衣 九州大学, 工学研究院, 助教 (60595148)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 自己組織化 / ペプチド / 細胞 / 自己組織化ペプチド / バイオコンジュゲーション / 酵素反応 / ハイドロゲル / 温度 / 共集合 / ドメイン / 細胞表層機能材料 / 細胞表層 |
研究成果の概要 |
細胞膜上の複数種類の膜タンパク質を機能的に連携することは、細胞機能の向上や制御に繋がる。本研究は、膜タンパク質に作用する複数種類の生体分子を一つの構造体上に、各々の分子局在を制御した上で集積可能な「集積化バイオコンジュゲーション」技術の開発を目指した。そのために、生体分子の足場となる構造形成と生体分子の機能化法を中心に研究を進めた。結果、疎水部に非相溶性の置換基を持つ両親媒性ペプチド (PA) の設計と自己組織化条件検討により、ドメイン構造を持つ構造体の形成が可能であることを示した。また酵素反応とavidin-biotin相互作用により、生体分子をPA集合体上に修飾可能であることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞を用いた医療が近年注目を集めているが、そのためには、細胞機能をいかに制御するかが重要である。本研究は、細胞膜に発現する膜タンパク質への作用に焦点を当て、複数種類の膜タンパク質への同時作用が可能な細胞表層機能材料の創製を提案したものである。実際に細胞への作用を検証するには至らなかったが、本研究を進める中で、複数種類の分子からなる自己組織化材料の新たな構造制御法、および自己組織化材料への生体分子の機能化法を見出すことができた。
|