研究課題/領域番号 |
18K04866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28010:ナノ構造化学関連
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研究機関 | 愛知工科大学 (2019-2020) 首都大学東京 (2018) |
研究代表者 |
近藤 敏彰 愛知工科大学, 工学部, 准教授(移行) (20513716)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 同軸ナノケーブル / 光化学反応場 / プラズモニクス / アノード酸化 / ポーラスアルミナ / ナノ集光 / プラズモン / 陽極酸化ポーラスアルミナ / 光化学反応 / アルミニウム / プラズモニック導波路 |
研究成果の概要 |
Alを陽極酸化することで得られる陽極酸化ポーラスアルミナを出発構造として,開口径がシングルナノメートルスケールの同軸ナノケーブルアレイの形成に成功した.得られた同軸ナノケーブルは,可視光の効率的な伝搬が可能であった.さらに本同軸ナノケーブルによれば,ナノメートルスケールの極微小な領域に光化学反応を誘起することが可能であった.本同軸ナノケーブルは,光化学反応場だけでなく,ナノリソグラフィーや超高密度光記録などへの応用展開が期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シングルナノメートルスケールの開口径を有する同軸ナノケーブルを作製し,光伝搬特性を実験的に評価した例はこれまでに報告がない.さらに本課題では,得られた同軸ナノケーブルを用いてナノメートルスケールの極微小な領域に光化学反応を誘起することにも初めて成功しており,本研究成果の学術的意義は高いものと考えられる.本同軸ナノケーブルは,応用性の広範さから,光学,生命科学,物性科学などナノ空間への光学的アプローチを必要とする様々な分野の基礎・応用研究に大きな波及効果をもたらすものと期待される.
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