研究課題/領域番号 |
18K04888
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28030:ナノ材料科学関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
門 晋平 和歌山大学, システム工学部, 助教 (10423253)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 銀ナノ粒子 / 中空銀ナノシェル / 構造変化 / 曲率駆動表面拡散 / 局在表面プラズモン共鳴 / 速度論的解析 / ポーラスナノシェル / デンドライト状銀ナノ粒子 / ヨウ化物イオン / 中空構造 / 反応速度論 / 表面拡散 / 表面張力 / 中空ナノシェル / 自己拡散 |
研究成果の概要 |
水素化ホウ素ナトリウムを用いるチオシアン酸銀ナノ粒子の還元による中空銀ナノシェルの生成とその後の粒子構造変化の過程を、in situ時間分解消光スペクトル測定により調べた。スペクトルの時間変化の速度論的解析を行って生成と粒子構造変化の速度論を明らかにした。そして、速度論的パラメータに及ぼす要因を明らかにし、離散双極子近似計算によって実験で観測されたスペクトル変化のシミュレーションを行った。さらに、反応条件によって中空ポーラスナノシェルとデンドライト状銀ナノ粒子が合成されることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ナノ粒子は、さまざまな分野で利用され、ナノメートルスケールの粒子サイズに由来する特性に関する研究が活発である。粒子合成法の進歩によって、さまざまな形状・構造のナノ粒子が合成できるようになっており、応用分野によってはナノ粒子の形状・構造の安定性が問題となる。本研究では、中空銀ナノ粒子における自発的な構造変化過程を初めて観測・解析し、それに及ぼす因子を明らかにした。この知見は特殊なナノ粒子の安定性の向上に対する技術開発にも応用することが期待できる。
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