研究課題/領域番号 |
18K04902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28030:ナノ材料科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
井原 章之 国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所フロンティア創造総合研究室, 研究員 (10619860)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 強度相関 / 単一光子 / 純度 / タイムゲート / 時間フィルタ / 顕微光量子計測 / コロイド量子ドット / 吸収断面積 / 半導体ナノ粒子 / 顕微発光分光 / 単一光子純度 / エキシトン発光 / バイエキシトン発光 / 強度相関計測 / 単一光子光源 / カスケード発光 / 発光量子効率 / 光吸収断面積 / 量子ドット / ナノ粒子 / 強度相関測定 / 絶対計測 |
研究成果の概要 |
ナノ発光材料などの光源から放出される光子の強度相関を計測する手法は、光子が単一光子状態になっていることを示すために活用されてきた。しかし、一般的に使われてきた従来の強度相関法で得られる情報は少なく、計測した単一光子光源の性能が低い場合に、その原因を強度相関のデータだけから特定することは困難であった。本研究では、従来の強度相関法よりも多くの情報の抽出が可能になる測定法(タイムゲート強度相関法)の開発を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本提案で開発した計測手法を基盤として、優れた特性をもつ単一光子を発生させる技術を開発することにより、多光子状態の高効率生成などに代表される、量子テクノロジー分野の極めて重要な技術課題の解決に向けた突破口が開ける可能性がある。また、計測技術を発展させることにより、ナノ発光材料の特性診断を革新し、材料開発を飛躍的に効率化することもできる。材料開発が進み、優れた特性をもつ材料を量産できるようになれば、ディスプレイ、LED、レーザー、太陽電池、セキュリティタグ、生体イメージング、人工光合成など、既存の用途での利用を目的とした社会実装を加速させることにも貢献できる。
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