研究課題/領域番号 |
18K04910
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分28050:ナノマイクロシステム関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
長峯 邦明 山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 准教授 (00551540)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | バイオセンサ / 汗 / 有機FET型免疫センサ / プリンテッドエレクトロニクス / 有機FET型バイオセンサ / ウエアラブル |
研究成果の概要 |
生理食塩水を皮膚に接触させて安静時汗成分を採取するという独自手法を基盤に、その免疫センシングデバイス化を実現した。具体的には抗体固定化マイクロ多孔質膜(生理食塩水含有)と電極の一体化チップを作製、皮膚に貼付するだけで汗成分を採取・捕捉でき、その後は2種類の溶液に順次浸漬するだけで安静時汗成分を定量可能な新規センサの基盤技術を確立できた。また、本独自手法により当初想定していたタンパク質やホルモンに加え安静時汗中の多様な成分(代謝物やイオン種等)の定量が可能になり、運動や温室、発汗誘導剤などに依存してきた従来の汗成分採取法では困難であった安静時汗成分の日内変動解析という学術的研究を可能にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生理食塩水を用いた新規汗成分採取法およびそのデバイス化技術の確立により、皮膚からの抽出物(汗成分)をいつでも、どこでも、簡単に検出可能となった。これにより、運動や温室、発汗誘導剤などに依存してきた従来の汗成分採取法では困難であった安静時汗成分の日内変動解析という学術的研究が可能になった。さらに、採取された多様な成分を指標とすることで、当初想定していたメンタルストレスモニタリングのみならず、栄養摂取管理や健康的運動効果の数値化など、ポストコロナ時代に求められる個人中心の予防医療・ヘルスケアの実現の可能性が示唆された。
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