研究課題/領域番号 |
18K04971
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
渡邉 恵理子 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (20424765)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ホログラフィ / 相関ホログラフィ / 位相シフトデジタルホログラフィ / 平面導波路 / 相関イメージング / 平面光導波路 / 計算機ゴーストイメージング / 光相関 |
研究成果の概要 |
本研究は、生体を想定した物体内部の3次元イメージング法の構築を目指し、下記の3つの項目を実施した。はじめに、強く薄い散乱媒体背後の顕微3次元イメージングシステムを位相シフトデジタルホログラフィと結像光学系を融合して提案し、実現した。つぎに、共通光路デジタルホログラフィによる、厚みのある弱い位相揺らぎ層の抑制方法を提案し、上記の方法を融合することで強く薄い散乱層と弱く厚い揺らぎ層を持つ物体内部の3次元イメージングの基本指針を示した。さらに、高速光相関システムを用いた光相関計算機イメージングを提案・実証し、シミュレーションにより3次元イメージングの原理確認を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体内部を生きたまま、細胞レベルで可視化することは、医学や生物学などにおいて重要である。しかし、生体内部の計測における課題の一つに、複雑な散乱の影響がある。本研究では、相関法や位相シフトデジタルホログラフィを用い、新しい物体内部の3次元イメージング手法の開発を目指した。はじめに、位相シフトデジタルホログラフィを用い強く薄い散乱媒体背後の顕微3次元イメージングシステムを実現した。つぎに、強く薄い散乱層と弱く厚い揺らぎ層を持つ物体内部の3次元イメージングを提案しシミュレーションにより原理確認を行った。さらに、光相関計算機イメージングによる新たな3次元イメージングの可能性を示した。
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