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永久電気双極子モーメント測定を目指したルビジウム-セシウム分子の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K04973
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分30020:光工学および光量子科学関連
研究機関静岡大学

研究代表者

本多 和仁  静岡大学, 教育学部, 准教授 (70408706)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード磁気光学トラップ / セシウム原子 / ルビジウム原子 / 光ピンセット / Nd:YVO4レーザー / レーザー冷却 / 波長安定化 / Nd:YVO4レーザー光源 / 波長固定 / モード制御 / 光双極子力トラップ / YVO4レーザー / 半導体レーザー / 分子 / 精密測定 / 永久電気双極子モーメント / アルカリ金属原子
研究成果の概要

セシウム原子の磁気光学トラップに必要な852nm単一波長レーザー光源を修理,改善したうえで,セシウム原子の磁気光学トラップを試み,成功した.このとき用いた光学素子がルビジウム原子に用いる波長780nmの光専用のものでも,セシウム原子の磁気光学トラップができたため,セシウム原子とルビジウム原子の同時捕捉の実験を簡便に行うことができると予想される.
それと並行して,セシウム原子とルビジウム原子を光双極子力トラップに捕捉するのに必要なNd:YVO4レーザーの設計と作成を行い,レーザーの発振を試み,試行錯誤を繰り返したのち,1064 nmのレーザー光を発振させることに成功した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

永久電気双極子モーメント(EDM)が測定できれば,この宇宙では反物質よりも物質のほうが多く生成されている原因の解明に大きく近づくことができる.重い原子や分子が足底には有利なため,これを用いたEDM 測定が試みられてきたが,未だ測定されていない.
この研究はセシウム原子やルビジウム原子を,精密測定に有利なレーザー冷却技術を用い,セシウム-ルビジウム異種原子分子を作成し,EDM 測定を目指す研究である.この研究ではセシウム原子とルビジウム原子を扱う光学素子は異なるが,波長が近いため,少なくない光学素子を共有でき,より簡便に異種原子のレーザー冷却や精密測定がおこなえることを示した.

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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