研究課題/領域番号 |
18K04998
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31010:原子力工学関連
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研究機関 | 福島工業高等専門学校 |
研究代表者 |
鈴木 茂和 福島工業高等専門学校, 機械システム工学科, 准教授 (40399259)
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研究分担者 |
高田 英治 富山高等専門学校, その他部局等, 教授 (00270885)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 遮蔽材 / 繊維強化プラスチック / 放射線計測 / 段ボール構造 / 除染廃棄物 / FRP / 遮蔽 / 環境回復 / 放射線遮蔽 / 放射線 |
研究成果の概要 |
137Cs 由来のガンマ線を遮蔽できる複合材料と除去土壌等の放射線量をリアルタイムでモニタリングするためのGPS機能を有した放射線検出システムを開発することを目的とする. 遮蔽材の作製には平織のガラス繊維と段ボール構造を有するガラス繊維を用いた.樹脂には放射線の遮蔽能力がほとんどないが,金属粉末を樹脂に添加することで遮蔽効果を向上させる.添加する粉末は,硫酸バリウム,スズとした.また,除染除去物の運搬において,住民はどの程度の線量率でどの場所に現在あるのかがとても気になるところである.そこで,線量率測定結果とGPSによる位置情報をクラウドサーバに自動で送信するシステムを開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重金属を使用することなく繊維強化プラスチック(FRP)に放射線の遮蔽効果を持たせることができた.また,段ボール構造を有するFRP遮蔽材を開発し,容器としての有用性も確認することができた. また,測定した放射線線量率とGPSモジュールで受信した位置情報を,線量率折れ線グラフやマッピング図として可視化するシステムを開発した. これらの結果を活用することで除染廃棄物運搬における,地域住民の安心安全に寄与することが可能であると考えている.
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