研究課題/領域番号 |
18K05003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31010:原子力工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
井岡 郁夫 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究職 (10354804)
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研究分担者 |
小河 浩晃 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 原子力基礎工学研究センター, 研究職 (10414559)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 放射線励起 / 表面励起 / 腐食促進 / 放射線作用 |
研究成果の概要 |
原子炉内の炉内材料の腐食機構解明では、独自に、「表面励起効果」に着目した「新しい腐食促進モデル」を提案する。「表面励起効果起因のイオン種の増加量」から、原子炉内の腐食促進機構の解明を定量的に行うことを目的とする。「表面励起効果」の検証は、Co-60照射下で、「水-Zr系」及び「水-Pt系」から発生する水素ガスと酸素ガスを測定することで実施する。その結果は、Zr及びPtでは8000ppm程度の水素発生が見られた。表面励起効果は確認できたが、材質の違いによる表面励起効果は明瞭には確認できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は、原子炉内の炉内材料の腐食機構解明を行うために、表面励起効果に注目した「新しい腐食促進モデル」を提案してきている。「表面励起効果」の検証は、「水-Zr系」及び「水-Pt系」から発生する水素ガスの発生が確認できた。しかしながら、材質の違いによる表面励起効果は、明瞭には確認できていない。提案している「新しい腐食促進モデル」を発展させることは、原子炉内の炉内材料の複雑な腐食機構解明に貢献できるものである。
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