研究課題/領域番号 |
18K05008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
渡邊 良祐 弘前大学, 理工学研究科, 助教 (70557735)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | シリコン太陽電池 / 表面パッシベーション / ゾルゲル法 / アルミナ / 電界効果パッシベーション / パッシベーション |
研究成果の概要 |
太陽電池表面での電流損失を抑制する表面パッシベーション膜を用いて、変換効率の向上が期待できる。アルミナは、負の固定電荷による電界効果パッシベーション膜として機能するため、本研究課題でウェットプロセスによる安価かつ簡便なアルミナパッシベーション膜の作製と、その成膜条件の検討を行った。試料焼成温度500℃から600℃でライフタイムの大幅な延長が見られ、界面準位密度も十分低い値となった。一方、試料作製後1週間で、ライフタイムは膜作製当日から6割程度低下した。このとき界面準位密度が増大する傾向が見られた。これまで2 nm程度であった膜厚をより厚くすることで、良好なパッシベーション特性を得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シリコン太陽電池は出荷シェアの9割近くを占めており、近い将来にわたって主流であり続けることが期待される。太陽電池の特性をより向上させることができる表面パッシベーション膜は、高い変換効率を持つ太陽電池に適用されているが、成膜、製造コストの問題により高価となる。本研究課題で検討しているゾルゲル法は、安価かつ簡便な成膜手法であるため、本手法で良好なパッシベーション膜を開発することで、高性能かつ安価な太陽電池の実現が期待できる。
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