研究課題/領域番号 |
18K05012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
三ヶ田 均 京都大学, 工学研究科, 教授 (10239197)
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研究分担者 |
武川 順一 京都大学, 工学研究科, 准教授 (70463304)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 受動的地震観測 / 貯留層モニタリング / 全波形インバージョン / 流体運動 / モーメントテンソル解析 / 受動的地震探査 / 固液連成問題 / Seismic Emission / 格子ボルツマン法 / 受動的探査 / タイムラプス / 流体振動 / 地震波動解析 / エミッション・トモグラフィ |
研究成果の概要 |
地熱地帯や地下の流体資源貯留層近傍において,地表で受動的に観測される地動には地下の流体運動に起因する極めて微小な地震動が含まれている。その振動を利用する受動的探査により,その地下の流体移動の場所や移動方向についての調査が可能であることが確認された。地下に流体運動の想定される場所において,平面的な稠密な観測点配置による受動的観測を実施し,地表の地動ノイズレベルに応じた期間の記録に,地震波干渉法を適用する。流動方向などのパラメータ推定には,全波形逆解析法およびモーメントテンソル解析を適用する。水圧破砕法適用時を含め,受動的観測による地下の地下流体運動推定に役立つ定量的探査手法になると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通常の地下の可視化技術として用いられている地震学的,あるいは電磁気学的探査手法においては,自然電位測定以外,地下の流体運動を直接扱うことはできない。本研究の意図した新しい技術開発により,地下において流体の性質やその挙動を実時間で把握することが可能であることが証明された。この技術を実用化できれば,例えば音聴調査の対象となる地下の配管からの水漏れ,資源工学分野における石油や天然ガス開発の増進回収法の適用や地熱開発における地下の熱水挙動の解明などへの有効利用を期待できる。
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