研究課題/領域番号 |
18K05024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分32010:基礎物理化学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
LOETSTEDT ERIK 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (80632984)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | TDSE / 電子-核相関 / 時間依存ダイナミックス / Multi-config. methods / Time-dependent dynamics / Strong-field science / Particle correlation / Strong-field physics / Hartree-Fock |
研究成果の概要 |
本研究プロジェクトの目的は、強レーザー場における分子の量子力学的時間依存ダイナミクスのシミュレーションのための効率的な手法を開発することである。同一手法で、分子解離、振動励起、電子励起、およびイオン化のすべての過程を正確にシミュレーション出来ることを目指す。研究の結果として、強レーザー場と相互作用する最もシンプルな水素分子イオン(H2+)を、拡張多配置時間依存ハートリーフォック法で正確にシミュレーション出来ることを示した。一般的で万能なレーザー分子相互作用のシミュレーション手法に向けて大きな一歩である。 第二のプロジェクトとして、二電子原子イオンの正確なトンネルイオン化の速度を計算した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
拡張多配置時間依存ハートリーフォック法は、分子解離、振動励起、電子励起、およびイオン化を正確にシミュレーション出来ることを実証することにより、レーザーと分子の相互作用の一般的かつ有望なシミュレーション方法であることを示した。 多配置時間依存ハートリーフォック法を使って計算した二電子原子イオンのトンネルイオン化の速度は、実験で測定したイオンの収量と組み合わせて、強レーザーパルスの強度を推定することが出来る。
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