研究課題/領域番号 |
18K05028
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分32010:基礎物理化学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
宇田川 太郎 岐阜大学, 工学部, 助教 (70509356)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 量子多成分系理論 / 同位体効果 / NEB法 / ストリング法 / 化学反応解析 / 原子核の量子効果 / 化学反応 / 原子核の量子揺らぎ / プロトン移動反応 / Nudged elastic band |
研究成果の概要 |
申請者はこれまで、水素原子核のような軽い原子核の量子揺らぎを直接取り込んだ量子多成分系理論による化学反応解析法(量子多成分系CI-NEB法)を開発し、化学反応における原子核の量子揺らぎの効果を明らかにしてきた。本研究課題では、量子多成分系CI-NEB法を深化させ、生体分子のような大きな分子中における化学反応までをターゲットにできる新しい量子多成分系理論の確率を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発している手法は、原子核を固定された点電荷として取り扱う従来の量子化学計算手法と異なり、原子核自身の量子性を直接取り込むことができる手法である。この手法により、例えば重水素のような同位体原子の精密な取り扱いが可能になり、より実在系に近い理論計算が可能になる。 申請者らは、この手法による化学反応解析手法を拡張・開発し、原子核の量子効果を含めた化学反応解析や、化学反応に対する重水素同位体効果の理論計算による解析を可能にした。
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