研究課題/領域番号 |
18K05068
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分32020:機能物性化学関連
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研究機関 | 奈良工業高等専門学校 |
研究代表者 |
宇田 亮子 奈良工業高等専門学校, 物質化学工学科, 教授 (90321463)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | DNA / 吸着 / 光 / マラカイトグリーン / 複合膜 / 光制御 / 光応答 / 膜 / 光イオン化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、光でカチオンとなるユニークな性質を持つマラカイトグリーン誘導体を用い、シンプルで柔軟性の高いDNA固定化法を構築するとともに、そのDNA結合メカニズムを明らかにすることである。本研究では、マラカイトグリーン誘導体とポリ塩化ビニルの複合膜を作製した。薄膜への1本鎖DNAの光固定化にマイクロメートルオーダーで成功した。DNA固定化の程度は、DNA長さや塩基配列に依存することを明らかとした。またこれら依存性を、分光光度計を用いて評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNAの微小領域への固定化は、マイクロアレイや電界効果トランジスタ、ラボオンチップなどに展開可能な技術である。本研究は、シンプルで柔軟性の高いDNA固定化法の構築を目指して、光でカチオンとなるユニークな性質を持つマラカイトグリーン誘導体を用いポリ塩化ビニルとの複合膜を作製した。光照射部分のみDNAを複合膜に結合させることに成功し、その結合のメカニズムを明らかにした。本研究のDNA光固定化法を用いることで、バイオチップなどの迅速な作製・研究室レベルでの自由度の高い展開が可能と考えられる。
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