研究課題/領域番号 |
18K05080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
燒山 佑美 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (60636819)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 刺激応答性 / 分子性結晶 / 分子認識 / ホストゲスト相互作用 / 1次元チャネル構造 / 結晶構造変換 / 分子包接 / 機能性分子結晶 / インダンジオン二量体 / 結晶構造変化 / 分子性細孔 / 機能性結晶 / 可逆的構造変化 / 細孔性分子結晶 / 単結晶-単結晶構造変化 / ホストゲスト化学 / 可逆的炭素-炭素結合 |
研究成果の概要 |
本研究では弱い分子間相互作用を基盤に分子性結晶を適切にデザインすることで、ゲスト分子の吸脱着や外部刺激添加により、機能および構造をスイッチさせる事のできる柔軟な結晶性ホストの創出を目的として、X字型構造を有する分子インダンジオン二量体を基本骨格とした研究を展開した。その結果、置換基部分を様々に変える事によるチャネル構造の変化やチャネル内環境、チャネルサイズの拡張に成功し、結晶性ホストとしての高いスケーラビリティーを確認する事ができた。さらに外部刺激に対する応答性についても詳細に検討を行い、目的とする「軟らかい機能性結晶」創出への第一歩となるデータを得る事に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、結晶性材料の弱点を補い、そのポテンシャルを最大限に生かすことへの具体的な解決に貢献できると期待できる。また、材料のしなやかさは外部環境に対する安定性、ひいては高寿命化を同時にもたらす。本研究を今後も継続・発展させることで得られる成果を既に確立された結晶性材料に適用すれば、堅さ・もろさの改善による省エネルギー化も達成され、持続可能な社会へ向けての一層の発展が促される。
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