研究課題/領域番号 |
18K05085
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
関谷 亮 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 准教授 (00376584)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | グラフェン / ナノグラフェン / グラフェン量子ドット / 分子間相互作用 / キラリティー / ナノカーボン / 発光材料 / 超分子化学 / 高分子材料 / 発光性材料 / π電子 / 多環式芳香族炭化水素 / HOMO-LUMO / π電子系 / 分子認識 |
研究成果の概要 |
グラフェンおよびその類縁体は興味深い材料である。中でもナノグラフェン(グラフェン量子ドットとも称される)はグラフェンのフラグメントであり,数eV程度のバンドギャップを持つため,紫外光で励起され可視光領域で発光する。ナノグラフェンを化学修飾することで様々な方面へとナノグラフェンを応用することができるが,関連する研究例は少ない。これらを念頭に,本研究では,a)透析膜を用いたナノグラフェンのグラムスケールでの分画法の開発,b)有機置換基の導入による近赤外領域で発光するナノグラフェンの実現,c)キラルナノグラフェンの実現と,有機置換基からナノグラフェンへのキラル転写のメカニズムの解明。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Society 5.0実現のための研究開発の推進において,ナノテクノロジー・材料科学技術の推進が掲げられている。炭素を主要な構成元素とするナノカーボン材料は希少金属の代替となりうる構造材料の一つに挙げられており,ナノカーボン材料の中でグラフェンおよびその類縁体の付加価値の創造は我が国の学術および産業において極めて重要である。本研究では,ナノグラフェンの特性に着目し,ナノグラフェンに化学修飾を施すことによるナノカーボン材料の開発を目指すものである。
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