研究課題/領域番号 |
18K05086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
森 重樹 愛媛大学, 学術支援センター, 助教 (30572028)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ポルフィリン / π共役化合物 / 結晶構造解析 / 金属錯体 / 二環性骨格 / Diels-Alder反応 / 希土類金属錯体 / 単結晶X線構造解析 |
研究成果の概要 |
二環性骨格の構造剛直性と反応性に着目し、三次元的に特徴を持ったπ共役系分子の構築と構造的特徴を活かした機能探索、また構築された化合物を配位子とした積層型錯体の構築、構造解明を実施した。キラル空間の構築を指向し、架橋部位をクリセン構造としたポルフィリン二量体の合成、C60, C70包摂錯体の結晶構造解析、包摂挙動の解明に成功した。またノルボルナジエン型では連続的なペリ環状反応が進行することを明らかとした。ベンゾポルフィリン類を配位子とした三層型金属錯体の合成を達成、さらに共役拡張したポルフィリンを配位子とした多核金属錯体形成も明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規な共役系化合物の開発は、特徴的な吸収、蛍光、酸化還元特性といった電子構造に起因する特性と非結合性相互作用を活用した包摂能など、分子の立体構造によって決定される特性をいかに発現させるか、が重要である。本研究で得られた成果は、三次元的に特徴を持つピンセット型分子を構築する上で重要な出発物質であり、キラルな微小空間の形成へとつながり、無置換のキラル曲面共役化合物の認識にも展開できる可能性を秘めている。
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